「先生ありがとう」 先生は思い切り笑った。 この笑顔を覚えていたい。 目を瞑っても、すぐに思い出せるように。 どうか……。 どうか……。 神様に願うように、私は夜空を見上げた。 先生を好きになっても、いいですか――――? 先生は……宇宙一番、明るく光る北極星のような、私の心の中で強く輝く存在になって……。 触れればビリッと走る静電気のように 痛みが伴う恋と知らずに 私は先生への想いを強くしていった――――。