男ってみんなそんなんじゃないかって、信じられなくなった。

そんなんで恋愛なんて考えられなかったし、障害のことを話すのはもうやめようと思った。

だから……。

だから、先生への気になるって想いも、あの時一緒に封印したんだ。



だけど――――。


『話したくないことは、誰にでもあるよ』

そんなこと、先生にもあるのかな?



「……先生」


私は先生を見つめた。