いつも同じ夢を見ていた――――。

高い塔の上から落ちた時、私の心がポキッと折れた気がした。

自分の必要とする何か、私の大切な半身が無くなっていることに気付いた。

愛しくて、愛しくて、苦しくて、切なくて――――。


それは昔から探していたもの。


「離れてはいけないよ」


そう言われ続けていたもの。


ずっとっずっと探し求めていた


何万年も、何億年も


探し続けていた。



宇宙全体にある2000億個ともいわれる星と銀河。


その中を巡り、ずっと、ずっと探していたんだ。



たった一人のあなたを――――。