いつからか、ずっと同じ夢をみていた。

高い塔の上から落ちた時、何かがポキッと折れた気がした。

自分の必要とする何かが、無くなっていることに気付いた。

それは昔から探していたもの。

何万年も、何億年も、ずっとずっと探していた。

自分の求めている、何か――――。



きっとあの夢は、神様からの掲示。


ずっと探し求めている大切なものに早く気付きなさい。


自分の必要とするもの、自分の魂の片割れ。


それを早く探しなさい。


自分の気持ちにウソをつき、生きていくのなら


きっと苦しい思いを永遠と繰り返し、巡るだろう――――。