「葉山先生は話してくれたんだよ。羽田の障害のこともよく理解して考えていることを」
「……」
担任がどうしてそこまで話してくれるのか……。
「担任の俺より、担任らしいな」
そう言って笑った。
「……」
「それに……羽田と同じことを葉山先生も言っていたよ」
「え……」
「羽田のこと『自分にとって大切な人です』って」
「……っ……」
先生……。
また涙が溢れた……。
教師と生徒でも、大切な人だと思うことはいけないことなのだろうか……。
私がもっと大人になったら、それは認めてくれるんだろうか……。
ううん、違う。
私は星たちに誓ったんだ。
どんな試練も困難も絶対に乗り越えるって、そう何度も誓ったんだ━━━━。