「葉山先生の両親と、お父さんとお母さんは知り合いなの?」


ガチャン!

食器を片付けていたお母さんが、思い切りお皿を落とした。

「……」

なにその動揺……。


お母さんは無言でお皿を拾う。

「……別に、話したくないならいいけど」

そう言いながら、割れたお皿を拾うのを手伝った。

圭先生のお母さんにも、うちの両親にも反対されると、さすがに気が滅入る。

これも運命なのかな……。