「そんなの許しませんよ!」 副園長の言葉は残酷だった。 「私はこの幼稚園を圭に継いでもらうつもりなの。それなのに、障害のある人とお付き合いするなんて、とんでもないわ!」 「!」 「母さん!?」 「この間の七夕の時のこと見たでしょ! 今後、幼稚園を任せるようになるかもしれない人が、園児やそのご家族の顔が分からないなんて、とんでもないことよ!」 「母さん、いい加減にしてくれよ!」 「圭……」 突然、先生が怒鳴った。 見つめた横顔は、とても険しくて━━━━。