エー子と別れ、私はそのままリーフ幼稚園へ向かった。
やはり幼稚園は休みのようで、門は閉まり静まり返っていたが、事務室の灯りがついているのが見えた。
中に入ると、そこに圭先生がいた。
「美月……」
「先生、どうして……」
「母さんに呼ばれたんだ」
「……私も……」
不吉な予感がしながらも、園長室に入ると、そこに副園長が座っていた。
「母さんなんだよ。急に呼び出したりして」
「……唯たちから聞いたのよ。あなたたちのこと」
"唯たち"その言い方から、あの香代って子も関わっていることが、すぐに分かった。