「それ、なぁに? さっきからずっと見てるけど」

私の持つプリントを指さして、エー子が言った。

「ああ、これ? 星座の資料なんだ」

「星座の資料? 星座なんて星占いとか女の子が好きなもの美月好きじゃなかったじゃないよ」

「……」

お母さんと同じことを言われ、一瞬ムッとなる。


「圭先生からもらったんだよ」

「へ? 『圭先生』!?」

急に驚いたような、裏返った声を出すエー子。

「圭先生ってまさか、葉山先生!?」

急に小声になり、私にコソコソと話し出す。

「うん」

「うそ! すごいじゃない! 何よ何でそんな急激にお知り合いになってんの!? 『圭先生』なんて呼んじゃってー! も~アタシが色々情報集めてたのに、自分でどんどん進めてるなんてー。つまんなーい!」

「ちょっと……」

ベラベラと話しまくり、挙句につまんないって……。


「もーなんで、そんなに急接近なのよー」

「んー……なんでだろ?」

そういえば、なんでだろう……。

こちらから話しかけたわけじゃないし、周りがどんどん変わっていって……。