青春恋愛部門

【あらすじ】
 恋人の瑛一を亡くして失意のどん底で過ごす星奈のもとに、ある日怪しげな男二人が現れる。
 その二人組はある人工知能およびロボット制御の研究員を名乗り、星奈に人型ロボットのモニターになってくれないかと言い出す。
人間の様々な感情や経験のサンプルを採らせるのがモニターの仕事で、謝礼は弾むという。
 高額の謝礼と、その精巧な人形に見える人型ロボットが亡くなった瑛一にどことなく似ていることに心惹かれ、星奈はモニターを引き受けることに。
 モニターの期間は三ヶ月から半年。
 買い物に行ったり、映画を見たり、バイトをしたり……
 星奈とロボットの彼・エイジの、【したいことリスト】をひとつひとつ叶えていく日々が始まった。
 したいことリストをすべて消化したあと、最後のわがままとして星奈は、エイジとともに瑛一の墓を訪れる。
 そこで星奈は、エイジの秘密を知るのだった。