九回にわたる乗換。
最後の乗り換えをした金沢駅から二十駅という長い旅路を超えてやっと福井駅に降り立ったのは、夕暮れどきだった。
「えっ。恐竜いるんだけど!!!」
思わず、叫ぶ。
福井駅前には、恐竜がいた。
わりと原寸大っぽい大きさで、結構な種類がいる。
首が長いやつなんかは、ちょっと引くぐらいの大きさだ。
端末の中からヒメムラサキが欠伸まじりに教えてくれる。
『恐竜広場っていうんだってさ』
「検索ありがとう」
『どういたしまして。ちなみに、奇跡の位置情報の記録によると福井県立恐竜博物館にも行ってたみたいだよ』
「まじか」
最後の乗り換えをした金沢駅から二十駅という長い旅路を超えてやっと福井駅に降り立ったのは、夕暮れどきだった。
「えっ。恐竜いるんだけど!!!」
思わず、叫ぶ。
福井駅前には、恐竜がいた。
わりと原寸大っぽい大きさで、結構な種類がいる。
首が長いやつなんかは、ちょっと引くぐらいの大きさだ。
端末の中からヒメムラサキが欠伸まじりに教えてくれる。
『恐竜広場っていうんだってさ』
「検索ありがとう」
『どういたしまして。ちなみに、奇跡の位置情報の記録によると福井県立恐竜博物館にも行ってたみたいだよ』
「まじか」