にっこぉ、とヒメムラサキは笑う。

『T.S.U.K.U.M.O.専用の着せ替え機能だよ、知らなかった?』

「そんなものがっ!」

『うん、一着千円』

「有料なの?」

『うほっ☆』

「てへっ、でしょうそれを言うなら。っていうか、いつの間に支払いを」

『はるちゃんこの間さ、本の通販したでしょう』

「……クレジットカード情報!」

 たしかにレポートの課題図書を急ぎ購入するにあたって、密林的なものを利用したかもしれない。

 けれど、まさかの情報流出。セキュリティには問題ない。

 T.S.U.K.U.M.O.のしつけがなっていないだけである。