……ってか、あれ?
「ねぇ、ケン。私達こんな会話、昨日もしたっけ?」
キッチンに戻ろうとするケンの後ろ姿に私は思わず問いかけた。だって、とても懐かしいというか、なんともいえない感覚だったから。
私の率直な疑問に対して、ケンは怪訝そうな顔で振り返った。
「してないだろ。お前、もし昨日も同じことしてたら俺もっとキレてるからな」
確かにそうだけど。
「ねぇ、ちなみに今日って何月何日だっけ?」
「はぁ? なんだよ急に」
確かになんだよ急に、って自分でも思った。でもなんでかすごく気になったんだから仕方がない。
「9月26日だろ」
「あれ? それって昨日じゃなかったっけ?」
聞いといてなんだけど、今日って27日じゃないっけ? 昨日何かで日にちを確認した気がするんだけどな。
「昨日は25日で日曜だったろ。まだ寝ぼけてんのかよ? それよりシャワー浴びるんならさっさと行ってこいよ。本当に遅刻する気か」
「そうだった! じゃ、そういうことで!」
私は慌てて洗面所に駆け込んだ。今日は朝から変な感じだ。変な夢は見るし、そのせいか体がとても重たい。まるで私の周りだけ重力が二倍かかってるみたいだ。
「学校行く気しないなー」
熱めのシャワーを頭から浴びながら、そんなことを呟いた。けど、言葉の続きは声には出さず心の中でそっと呟くことにした。
ーーいや、行かないといけないんだけど。
そんな病気でもないのに休ませてくれるほど私のお母さんは甘くないし、私も根が真面目だから今のところ休んだ事がない。なんなら皆勤賞狙ってるくらいだ。
まぁ、遅刻はするけれど……。
それに、なんだか今日は学校に絶対行かないといけない気がした。
だるいし行きたくないと指令を出す脳。その指令を出してる部分とは違う脳の箇所が私に学校に行けと指令を出してるみたいな、とにかく変な感覚だった。
「ねぇ、ケン。私達こんな会話、昨日もしたっけ?」
キッチンに戻ろうとするケンの後ろ姿に私は思わず問いかけた。だって、とても懐かしいというか、なんともいえない感覚だったから。
私の率直な疑問に対して、ケンは怪訝そうな顔で振り返った。
「してないだろ。お前、もし昨日も同じことしてたら俺もっとキレてるからな」
確かにそうだけど。
「ねぇ、ちなみに今日って何月何日だっけ?」
「はぁ? なんだよ急に」
確かになんだよ急に、って自分でも思った。でもなんでかすごく気になったんだから仕方がない。
「9月26日だろ」
「あれ? それって昨日じゃなかったっけ?」
聞いといてなんだけど、今日って27日じゃないっけ? 昨日何かで日にちを確認した気がするんだけどな。
「昨日は25日で日曜だったろ。まだ寝ぼけてんのかよ? それよりシャワー浴びるんならさっさと行ってこいよ。本当に遅刻する気か」
「そうだった! じゃ、そういうことで!」
私は慌てて洗面所に駆け込んだ。今日は朝から変な感じだ。変な夢は見るし、そのせいか体がとても重たい。まるで私の周りだけ重力が二倍かかってるみたいだ。
「学校行く気しないなー」
熱めのシャワーを頭から浴びながら、そんなことを呟いた。けど、言葉の続きは声には出さず心の中でそっと呟くことにした。
ーーいや、行かないといけないんだけど。
そんな病気でもないのに休ませてくれるほど私のお母さんは甘くないし、私も根が真面目だから今のところ休んだ事がない。なんなら皆勤賞狙ってるくらいだ。
まぁ、遅刻はするけれど……。
それに、なんだか今日は学校に絶対行かないといけない気がした。
だるいし行きたくないと指令を出す脳。その指令を出してる部分とは違う脳の箇所が私に学校に行けと指令を出してるみたいな、とにかく変な感覚だった。