「えっ!きゃっ?!」 突然呼ばれた名前に振り返る暇もなく、デッキブラシでプールの底に溜まっていた水を擦り上げる葉月君。 「ちょっと!汚いじゃん!」 「大地がずっと水流してるから綺麗だって!おりゃ!」 「やめてよ~!!」 それでも水をかけてくる葉月君に私も持っていたブラシで対抗。 「おい!大地、水くれ!」