あの春がまたやってくる

現代ファンタジー

伊藤ゆづき/著
あの春がまたやってくる
作品番号
1678237
最終更新
2022/10/15
総文字数
10,142
ページ数
5ページ
ステータス
未完結
いいね数
3
ランクイン履歴

現代ファンタジー4位(2022/09/23)

ファンタジー31位(2022/09/23)

恋愛ファンタジー19位(2022/09/23)

ランクイン履歴

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ファンタジー31位(2022/09/23)

恋愛ファンタジー19位(2022/09/23)



丸い丸い透明なビー玉を覗いてみる。

そうすると、そこには、笑ってる5人がいる。

「聞いて驚け! 実は私、前世で魔女だったんだ」

みんなは、なんだいつものことか、って思いながら少しふざけて返事をする。

「へえ、俺は勇者だったぜ」
「僕は騎士」
「え!? えっと、わ、私は聖女……」
「ふん、おまえらまだまだだな。オレ様は魔王をやってたんだぜ」

ビー玉を握りしめて、空を仰ぎ見る。


「さてと」

取り戻しに行きましょうか。


——何を?
みんなの青春を。




あらすじ
人はみんな、家族ですら知らない自分を隠し持っている。自分にしか分からないもの。それは、心。口にしなければ、その中を完全に見透かせるものなんて、この世界にいない。普通にしていたら、どこにでもいる高校生の5人は、自他ともに認める仲良し5人組。だけど、互いに言えない秘密を持っていた。それはちょっとだけ、不思議な超能力を持っていること。そんな5人が迎える、青春の結末は?

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