「きゃはは!」 「滑るー!!」 滑りながらデッキブラシで水しぶきをあげて走り出す5人。途中で葉月君が転んで、それに巻き込まれる日向君。 そんな様子に頬っぺたが痛くなるほどの笑いが溢れる。 せっかく腕まくりして、ズボンの裾も上げたのに彼らは既にビショビショだ。 「くらえ!」 日向君が蛇口を捻ると緑色の管の中を生ぬるい水が飛び出してきた。 「うお!大地てんめぇ水かけんなよ!」 「きゃー!濡れる!」