「サボったら承知しねーぞお前ら」



学年主任の神谷先生の一括に気のない返事をする5人。手に握るのは古びたデッキブラシ。


日向君と葉月君、平松くんは学ランの裾を膝まで捲し上げて、Yシャツも腕まくりをしている。



私と莉奈も腕まくりをし、髪の毛を一つに高く結って濡れない準備万端。


太陽は容赦なく私達の体力と気力を奪っていくほど熱い。




「にしてもなんで俺達まで・・・」