「おい!誰かいるのかー」


マズイ。バレたら怒られる・・・!

思わず息を飲んだ。



「誰のだこれ。食べかけ・・・ってことはまだこの辺にいるなぁ?」


う、鋭い・・・。

別の意味で心臓が加速する。


「ここで隠れられる場所は教卓っと・・・」


しばらくしてガタンッ、という音がした。恐らく教卓の下を確かめたのだろう。


「掃除ロッカーぐらいだな」