――――――え?




「えぇぇぇえ!?」



いきなり出した大声に、掃除ロッカーの隙間から外の様子を伺っていた日向君も驚いた様子でこちらに視線を向けた。



「あれ、今何か声が聞こえませんでした?」

「そんなはずないですよ。ここは生徒立ち入り禁止になってますから」



慌てて両手で口を塞ぐ。


待って待って待って。そういえば私、今この狭い空間に日向君と二人きり・・・!しかも凄く密着してるし、えぇぇぇぇ!?