臭い匂いはしないものの、掃除ロッカーに入るというのはいい気分はしない。


「ねえ、どうし「しーっ」


自分の人差し指を私の口元に持ってきた彼。


しばらくすると。



「いやー、今年の文化祭も大成功ですね」

「そうですねー。今年も無事に終わりそうで何よりです。



この声は・・・神谷先生!もう一人の先生は誰かわからないけれど、この声は間違いなく神谷先生だ。


思わず目の前にいる日向君に視線を向ける。