「あり、がとう・・・」
ニヒッといつもの笑顔の彼。そんな彼を見ていられず濡れた髪で顔を隠すように視線を逸らした。
「あ、やべ!アイツがいねぇ!!」
「あ・・・!そういえば!」
そこでチャイムが誰もいない駐輪場に鳴り響いた。二人で思わず顔を見合わせる。
「遅刻、だね」
「遅刻・・・だな」
日向君に話しかける事で頭がいっぱいで遅刻しかけていたことをすっかり忘れていた。
あーあ、と声を漏らす日向君。
まずい・・・!私が声をかけたせいで日向君まで遅刻になっちゃった・・・!
もしかして怒ってるかな・・・。
「ご、ごめんね!私が声かけたせいで・・・!」
「え、相川さんのせいじゃないから!マジで!気にしないで!!」
「でも「それに」
彼は私の言葉を遮ると、人差し指でほっぺたを掻きながら。
「声かけてくれて俺、嬉しかったし!」
ニヒッといつもの笑顔の彼。そんな彼を見ていられず濡れた髪で顔を隠すように視線を逸らした。
「あ、やべ!アイツがいねぇ!!」
「あ・・・!そういえば!」
そこでチャイムが誰もいない駐輪場に鳴り響いた。二人で思わず顔を見合わせる。
「遅刻、だね」
「遅刻・・・だな」
日向君に話しかける事で頭がいっぱいで遅刻しかけていたことをすっかり忘れていた。
あーあ、と声を漏らす日向君。
まずい・・・!私が声をかけたせいで日向君まで遅刻になっちゃった・・・!
もしかして怒ってるかな・・・。
「ご、ごめんね!私が声かけたせいで・・・!」
「え、相川さんのせいじゃないから!マジで!気にしないで!!」
「でも「それに」
彼は私の言葉を遮ると、人差し指でほっぺたを掻きながら。
「声かけてくれて俺、嬉しかったし!」