「ったく・・・。まあ、平松に免じて、俺のことは大地でいいから」

「何でそんな上から目線なのよ」

「何なら大地様でもいいんだぜ?」




「はあ!?ムカつくー!!健人よりちょびい奴だとは思わなかった!」

「ちょっと待て莉奈!それは俺に失礼だ!」



保健室にドッと笑いが起こる。

平松君は頭を押さえながら小さく溜息をついた。



「平松君も大変だね」

「お互い様、な」



私達が小さく笑ったのに、三人は気づいてない。