SHR終わりに、莉奈にその真相を聞こうと思ったが、英語の教科担任に呼ばれそれは未遂に終わる。
「お前この前課題忘れたから、この後英語教官室にさっきのプリント集めて持ってくること。いいな」
「文句は無し!」
う、覚えていらっしゃったご様子で・・・。
とほほ、と肩を落としながら教卓の上に出された乱雑なプリントを整えて、4階にある教官室へ。
中は誰もおらず、沢山の参考書達が静寂と共にそこにいた。
えっと・・・先生の机は・・・っと。一番奥の窓から光が差し込んでいる特等席がそうだな。
中に入り、綺麗に整頓された机にそれを置いて、足早にそこを後にした。