くそ~・・・あいつら人狼当てるの遅すぎんだよ・・・! おいおい、もう20分も経ってるじゃねーか。 急いで部屋を後にして、俺は階段を駆け上がる。 確か702号室とか言ってたな。 約束した時間よりかなり遅れたが仕方ない。 見回りの先生がいないかチェックして、素早く702号室の前に立つ。 そしてゆっくりとドアノブを握って、ドアを開ける。 「り――――」 一瞬、息が止まる。 「・・・」