「な!?」

「金運とか、勉強運とか。ストラップならいいんじゃない?こういうの絶対喜ぶよ莉奈!」

「でもアイツ、ここ来るかもだし」

「多分大丈夫だよ。莉奈、国際通りから少し外れた場所で夕飯食べてるみたいだし。戻ってくる頃には時間がそんなにないよ」



少し照れたように頬を掻く葉月君。

普段ツンツンしてるくせに、莉奈の事になるとこうなんだもん。



「でもなー・・・」



悩みながらも、視線はストラップから離れない。



「あ、じゃあ、私と莉奈にってのは?もちろん私はお金を払うけど、『これ二人にお揃いでやるよー』みたいな!まるで葉月君が買ってくれたみたいに「バーカ」

「いた、!?」