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「はーっ!楽しかったぁ!」

「ほんとー!」



バフンッ、とホテルに戻り部屋に入った私達は、同時にベッドにダイブする。



優しい洗剤の香が鼻腔を擽(クスグ)る。



綺麗に皺のなかったシーツや布団は、私達のせいですでにぐしゃぐしゃ。




「明日は美ら海に道の駅、パグラス作りに国際通りか~!ふふ、今から凄く楽しみ」



沢山歩き回って、長い時間バスと飛行機に揺られていたのにもかかわらず、疲れたという感覚よりも楽しかったという感覚のほうが強い。



しかし、あまりにもはしゃぎすぎたせいか、気が付けば二人とも眠りに落ちていた。