日向君を見上げるが、太陽のせいで光ってよく見えない。


「行っても、いいの?」

「ていうか、来て欲しいんだけど・・・」

「い、行く!!絶対行く!」

「・・・さんきゅ」


笑う日向君と同じように、私も笑顔になった。


「あ、ごめん。靴紐結んでいい?」


解けた靴紐を結ぶために、しゃがむと、日向君も私の後ろ腰を屈めた。と、思ったらすぐ立ち上がった。

何か、あったのかな?


「どうしたの?」