「しっかり捕まれよ、莉奈!」
「え、うわっ!?ちょ、何するの!?」
本日二度目の歓声がグラウンドに響き渡る。特に赤組の応援席は他とは比べ物にならないくらいの盛り上がりだ。
「おぶれって言ったの、お前だろ!」
「そうだけど、なんであたしまで、お姫様だっこなのよー!!おぶるってのはこういう意味じゃないでしょー!」
「ごちゃごちゃ言ってねえで捕まってねえと落ちるぞ!!」
どっちが勝っても、同じ組だから点数も同じ。
だけど―――。
「日向君、頑張って・・・!」
日向君に、勝って欲しい。
『さあ残り50メートルに差し掛かり、トップ争いは赤組同士!両者ともに、相手をお姫様抱っこという異例の状況での勝負となりました!!』
「え、うわっ!?ちょ、何するの!?」
本日二度目の歓声がグラウンドに響き渡る。特に赤組の応援席は他とは比べ物にならないくらいの盛り上がりだ。
「おぶれって言ったの、お前だろ!」
「そうだけど、なんであたしまで、お姫様だっこなのよー!!おぶるってのはこういう意味じゃないでしょー!」
「ごちゃごちゃ言ってねえで捕まってねえと落ちるぞ!!」
どっちが勝っても、同じ組だから点数も同じ。
だけど―――。
「日向君、頑張って・・・!」
日向君に、勝って欲しい。
『さあ残り50メートルに差し掛かり、トップ争いは赤組同士!両者ともに、相手をお姫様抱っこという異例の状況での勝負となりました!!』