気が付けば5人で水風船を投げ合う始末。皆髪の毛はプール掃除の時以上に濡れていて、水に反射する太陽の光が眩しい。



「くらえ相川!」

「えぇ!?」


目の前に飛んできた水色の水風船に目を瞑るが、一向に冷たい感覚が襲ってこない。

恐る恐る目を開けると。


「日向君!?」

「大丈夫、相川さん?」


う・・・。無造作にセットされているいつもの髪の毛が崩れて、髪の先から落ちる雫が妙にヤラしい。