遠くで3人がこちらに手を振っている。もちろん日向君、平松君、葉月君の3人だ。



「でも、さ」

「うん」

「あたしも、あの3人は負けないくらいカッコイイと思う。自分の彼氏褒めるのって何かヤだし、三大イケメンがどんなのかしらないけど・・・。負けないくらい、カッコイイよ」


何を話してるのか知らないけれど、どうやら葉月君と日向君で何やら揉め始めた。それを冷静に引き離す平松君の姿が目に見えた。



「日向大地と健人の二人は、精神年齢は負けてるかも・・・ね」



静かな廊下にクスッと二人の笑い声が響いた。