「今日は楽しかったです」薫子は静かに言った。「いろんなもの食べたんです」
「へえ」
「茂おじいちゃまと一緒に、野菜とか果物の収穫もしました」
「へええ」僕も小さい頃はよくやったなと思った。「茂さんの畑みたいなの、かなり広いでしょう」
「はい。もうなんか、農家かと思うほどです。すごいいろんなもの作ってらっしゃるんですね」
「そうだね。僕も小さい頃にはよく収穫したんだけど、あの頃よりもかなり種類は増えてる。もうなにを作ってるのか、僕は全く把握してない」
わたしもなにがあったか覚えてません、と薫子は笑った。「恭太君が収穫した頃はなにがあったんですか?」
「夏は唐辛子とかトマト、きゅうり――みたいな。とうもろこしもあったかな」
「へえ。茂おじいちゃまって、マメな人ですよね。わたしじゃ、あれほどの植物達お世話できません」そもそも育てるほどの知識もありませんと薫子は苦笑した。
「へえ」
「茂おじいちゃまと一緒に、野菜とか果物の収穫もしました」
「へええ」僕も小さい頃はよくやったなと思った。「茂さんの畑みたいなの、かなり広いでしょう」
「はい。もうなんか、農家かと思うほどです。すごいいろんなもの作ってらっしゃるんですね」
「そうだね。僕も小さい頃にはよく収穫したんだけど、あの頃よりもかなり種類は増えてる。もうなにを作ってるのか、僕は全く把握してない」
わたしもなにがあったか覚えてません、と薫子は笑った。「恭太君が収穫した頃はなにがあったんですか?」
「夏は唐辛子とかトマト、きゅうり――みたいな。とうもろこしもあったかな」
「へえ。茂おじいちゃまって、マメな人ですよね。わたしじゃ、あれほどの植物達お世話できません」そもそも育てるほどの知識もありませんと薫子は苦笑した。