大学二年生の長谷川桃花(はせがわとうか)は、新居に引っ越してきた。元彼がストーカー化したため、身を隠す必要があったが、部屋には三年前に自殺した地縛霊がいた。過去を覚えていない地縛霊だが、見た目は抜群の好男子。地縛霊にちなんで斯波(しば)リョウという名前をつけてやり、同居する。リョウは部屋から出られないものの、室内では極上の恋人。
 やがて、桃花の体調が悪化。リョウは桃花に呪いをかけていた。あと十日で桃花の身体を包み、死に至らしめるという。桃花は、リョウを成仏させようと決意。リョウの実家を訪ね、お墓にも足を運ぶ。その日はリョウの命日。墓前で、優子(ゆうこ)というリョウの幼なじみと出会う。優子は、リョウの自殺を助けたと告白。リョウと優子は和解し、リョウは成仏。
 桃花は大学前で待ち伏せていた元彼に襲われたが、助けてくれたのはリョウそっくりの男子。リョウは現世で転生していた。