「……確かめたいことがあって」

 「確かめたいこと?」


 私はひとつ頷く。

 大輔おじさんと話してからずっと考えていたことだった。


 「まだよくわからないんですけれど、でもちゃんとはっきりさるので、帰る前に聞いてもらえますか」


 三門さんはそんな曖昧な言葉にも真剣に頷いてくれた。
 気を取り直すように「よし」と手を打った三門さんはにっこりと微笑む。そして、「それじゃあ始めようか」と姿勢を正した。