笊の網目から、家鳴たちが助けを乞うような目で私を見ている。この際しっかりお灸を据えてもらって、彼らには反省してもらおう。 着替えの服を手に取って部屋から出ると、三門さんはすっと目を細めて障子を閉めた。 やっぱり可愛そうなことをしたかな、と思ったけれど、自分の顔を洗面台で見た途端、その気持ちはきれいさっぱりなくなった。