呆気にとられながらその背中を見つめる。


 そう言えば、ここへ来た日も私の大きなキャリーバッグを軽々と担いでいたし、茅の輪を作った時も大量の葦を担いでいた。

 三門さんって、意外と力持ちなのかもしれない。

 そんなことを考えながら、先を行く三門さんの背中を追いかけた。