あやかし神社へようお参りです。



 困惑気味にそう言えば、三門さんはとても険しい顔を浮かべて腕を組んだ。

 誰かから話を聞いたことはなかったはずだし、聞くまでもなく私は時生さんと出会って話をしている。


 「麻ちゃん、どんな夢を見たのか教えて」


 少し戸惑いながらも口を開く。

 私が見た夢は、何か良くないこととつながっているのだろうか。


 「始めは小さな男の子が泣いていて、それから、時生さんと典子さんが一緒に暮らしている夢で……」


 ぽつりぽつりと話し始めた私に、真剣な顔で相槌を打つ三門さん。


 すべてを話し終えたとき、三門さんの口から述べられたのはとんでもない事実だった。