優しく尋ねた三門さんに、少年たちがひとつ頷く。
三門さんはふう、と息を吐いて立ち上がる。
「僕も一緒に行くから、もとに戻しに行こう。その前に、ユマツヅミさまに「倒してごめんなさい」って謝ってからだよ」
すっかり意気消沈した少年たちがこくりと頷いたの確認して、三門さんは少年たちの手を引き外に出る。
私も続いて外に出ようとしたときに、ふと三門さんが振り返る。
「麻ちゃんにはお留守番をお願いしていいかな」
断る理由もなく二つ返事で頷けば、三門さんは安心したように微笑み男の子たちと歩いていった。
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