でも、私、本当にコウちゃんを好きでい続けて良かった。
今、心からそう思えるの。
正直照れくさいけれど、慣れるには時間がかかりそうだけど、
とりあえず、明日の22時頃に、私はベランダに出るよ。
あなたのバイクが止まる音がしたら、急いでカーテンを開けて、窓を開けて、白い息がでるくらい寒くても、大きく手を振るよ。
とびきりの笑顔で向かえるよ。
きっとあなたはまた『風邪ひくだろ』って、保護者みたいに怒るだろう。
それでも、待ってる。
大好きなあなたの帰りを、待ってるよ。
「コウちゃん、好きだよ」
「……うん」