応援してます、か。
そんなことを年下の子から言われてしまったら、言う通りに頑張るしかないよね。
よし!明日の放課後、久しぶりに陽に教室に残ってもらおう。
告白という名の“最後の恋愛授業”の為に……。
次の日は、高校生活最後の思い出作りにと、あたし達3年生だけは丸々1日レクリエーションが行われることになった。
何をやるのかというと、何故か投票で1番人気だったドッジボール大会。
ドッジボールなんて、あたしは小学校以来やった覚えがまるでない。
まさかこの歳になってまでやるとは思っていなかったけど。
「よっしゃー!絶対優勝するぞー!」
「オオーーーッ!!」
あたし達のクラスは体育祭の時同様、気合い充分といったご様子。これは、もはやレクリエーションのノリではない。