僕はどうしてゆりあに恋をしたのだろう。
可愛らしい容姿、くるくると変わる表情、ふわりとした花のような笑顔。
そのどれにも惹かれたのはもう分かっている。
でも僕がきみに恋をした最もの理由は、きみのこのまっすぐな優しい性格なんだ。
きっと僕は、きみがすべてを合わせてもきみだったから恋をした。
それを意識した途端に、きみという存在が前よりもっと愛しく大切に感じ始めた僕は、きみをこの目に焼き付けるようにじとっと見つめた。
「ほら、優太。私、とってもいい彼女でしょ?」
誇らしげに胸を張って、そしてそのあと自分に照れてはにかんだゆりあは、言い方はありきたりかもしれないけれど、この世界に存在するどんなものよりもきれいだと思った。