一ヶ月前、恋人であるゆりあを亡くした優太は絶望のなか毎日を生きていた。
彼の願いは、大好きなきみにもう一度だけでいいから会いたい。
そんな思いから、優太はとうとう自ら死を選ぼうとしてしまう。
しかし、優太の18歳の誕生日まで残り24時間となったとき、彼は彼女と海辺で不思議な再会を果たす。
彼らに与えられた時間は、24時間。
一分一秒を大切に過ごしていくふたりだか、そんな時間もあっという間に過ぎ去りとうとう別れのとき。
そこで初めて明かされる、彼女が彼に会いに来た本当の理由。
それは、死んでもなお消すことのできなかった優太への思いと、この世界で生まれ生きていることの奇跡を彼に伝えるためだった。