必死で自分を隠してた。


まわりの輪から外れないように。なるべく同じ色に染まるように。

眩しい光はどうしようもなく、いつまでだって消えなかったのに、目を逸らして瞼を閉じて、できるだけ見ないようにした。


だけど、あの日。

真夏の、濃い青色をした晴れた空の日。


他の誰より輝いた、真っ直ぐな、その姿に出会って、


世界が、


とても大きく、色を変えたんだ。


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真夜中プリズム