必死で自分を隠してた。 まわりの輪から外れないように。なるべく同じ色に染まるように。 眩しい光はどうしようもなく、いつまでだって消えなかったのに、目を逸らして瞼を閉じて、できるだけ見ないようにした。 だけど、あの日。 真夏の、濃い青色をした晴れた空の日。 他の誰より輝いた、真っ直ぐな、その姿に出会って、 世界が、 とても大きく、色を変えたんだ。 : ☆ * 。 。゚ : . 真夜中プリズム