「はあ!? 振り向かせる宣言してきたぁ!?」


「う、うん……」


翌日。
昨日の出来事を菜々と、その場に一緒にいた西崎にも話した。


「ていうか、何で西崎に話さなきゃいけないの?」


「なっ……!べ、別にいいだろ!」


私から視線を逸らして頬を膨らませる西崎。
それを何故か菜々が面白そうに見ている。


「どしたの、菜々?」


「ふふふ、何でもなーい!」


菜々ってば、変なの。


「それよりさぁ、お前、どうやって先輩のこと振り向かせるつもりなんだ?」


「それなんだよね。あんな強気で言っておいて、ほぼノープランなんだよねぇ……」


私は遠い目をして、とりあえず手にしていたパックのいちごミルクを口に含む。
ストローでズズッと飲み干すと、西崎が「お前なぁー」と何やら不満そうな声を上げた。


「内村先輩の好きな人って梨花先輩なんだろ?つまり、ああいう女の子らしい雰囲気の人が好きってことじゃん」


「え? まあ……そうだねぇ」


「そんなふうにストローで音をたてて飲むような、はしたないことしてたら眼中にも入んねーんじゃねえの?」


西崎がそう言ってため息をつく。


か、考えもしなかった……!
確かに、梨花先輩なら絶対、ズズーッてジュース飲んだりしない気がする!