赤い夕焼けが先輩を照らして、夏の熱を含んだ風が通り抜けていく。 結局、私は先輩と一緒にいられる口実を見つけられないままに、「また明日」と挨拶をして別れた。 また明日。 どうか、明日も無事に 先輩に会えますように。