明日自分がどうなるかなんてわからない。


日々抱えている悩みが、いつ晴れるのか。

今は幸せでも、いつそれが壊れるのか。


明日の事なんて、誰にもわからないのだ。


「会長だって、赤名君だって。藍君も三重野先輩も、1週間後、1ヶ月後、1年後、泣いてるかもしれない。笑ってるかもしれない」


他人から見たら何でもない日常を送っているように見えても、それぞれにしかわからない痛みを抱えていて。

それがいつか癒されるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。


それでも、誰もが同じ時間の中を生きている。


「進むんです。立ち止まっても、進む」


時間は誰にも同じように流れていて。

未来は、いつだって今になって。

それは止められなくて、当たり前で。


だから──