だって……


「あ……う、うん……そう、かな」


赤名君の顔。


「はぁー? 友達だろうが。あー、俺らね、中学ん時のこいつのクラスメイトなんだわ」


こんなに暑い日差しを浴びてるのに……


「なぁ、赤名?」

「うん……」


少し、青白くなってる。


「つか、どこに逃げたかと思ったら、こんなとこにいたのかよ」

「あれか、新しいとこで出直し? そんでまた同じこと繰り返すつもりか」


畳み掛けるように男の子たちに言葉を投げかけられて。


「ち、違うっ」


赤名君は、思い切り否定した。