それから──
私たちは無事に木材店を見つけ、スノコをゲット。
喉が渇いたからと、スーパーで何か買って休憩しようかと話しながら歩いてた私たちの視界に入ったのは……
「……三重野先輩? ですよね、あれ」
「うん。そうだね。三重野だ」
川沿いで腰をかがめ、少し背の高い草を掻き分け、キョロキョロしている三重野先輩だった。
私たちは三重野先輩のいる方へと歩みを進め、声をかける。
「三重野先輩! どうしたんですかー?」
私の声に、三重野先輩はピクリと肩を震わせてからこちらに視線を向けた。
「ちょ、ちょっとね……」
何故か歯切れの悪い言い方をする三重野先輩。
私は不思議に思い首を傾げると、今度は水樹先輩が声を発する。