プロフィール

真崎優
【会員番号】770920
甘かったり酸っぱかったり重かったり暗かったり。狭い世界の日常を切り取って書いています。
ほとんどが数分でさくっと読めるような短編、超短編です。


(new!)三年半ぶりに戻って来ました!過去に書いた作品の加筆修正をしつつ、マイペースに。
表紙画像がある作品は最近手を加えたもの、表紙画像がない作品は三年半以上前のものです。

作品一覧

きみの手の生命線を書き足して、
真崎優/著

総文字数/1,287

現代ファンタジー1ページ

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もっと長生きして、いつまでもふたり揃って結婚記念日を迎えられるように、油性ペンで生命線を書き足してみようか。
魂を反す香
真崎優/著

総文字数/9,022

現代ファンタジー10ページ

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魂を反(かえ)す香 道具屋を営む彼が「面白いもんを手に入れました」と言って、包みをふたつ取り出した。 包みを開くと、それは香炉とお香だった。香炉は美しい装飾が施されているものの、どこからどう見ても普通の香炉とお香。これのどこが「面白い」ものなのだろう。もしかしたら珍妙な香りがするのかもしれない。 「これは反魂香というもんです。なんでも、焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるとか。これを焚いたどこぞの国の皇帝が、煙の中に亡くならはった奥さんの姿を見たそうです」 死んだ誰かにまた会うことができるなんて夢がある。死が今生の別れではあっても、永遠の別れではないと、思うことができる。
人間証明書
真崎優/著

総文字数/6,446

現代ファンタジー12ページ

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そうだ、仕方がないのだ。どれだけつらいことが続いても、理不尽に巻き込まれても、ここで地道に暮らしていかなくてはならないのだ。

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