プロフィール

安城和城
【会員番号】1138566
名前は「アンジョウ・カズキ」と読みます。
タイムマシンで過去に行ってB'zの全てのライブツアーに参戦するのが夢です。とはいえ難しそうなので今のところはお金持ちになってアンバサダーホテルかホテルミラコスタに住むことを夢にしています。

作品一覧

正直村に行ってきました。

総文字数/27,367

その他29ページ

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「旅人さん、聞いたよ。正直村に行きたいんだって?  あすこはね、村へ行く途中に、深い深い、底なし沼みたいな湿地帯――『大沼』があるからね。  だから朝早く、日の出からひと時の間にそこを通り抜けてしまわないと、村へはたどり着けないよ。  本当はこれ、あまり人には言っちゃいけないことなんだけどね。  なぜって? そりゃあ、正直村の住人はみーんなバカ正直だから。人を疑うことを知らない。  ま、住人みーんなバカ正直だから、誰かがうそをついたり、騙そうとしてくるってことがなくて、耐性がないんだな。だからあまりよそ者を入れたがらない。騙されたくないから。  矛盾するようだが、彼らはよそ者がうそをついて、自分たちを騙そうとしてくるんじゃないかと、そう疑っているんだね。  なぜ日の出からひと時は大沼を通れるか? それは私にも詳しい理屈は分からんが。ありゃあまあ、たぶん日光の角度だろう。日の出からひと時は、沼のしっかりした部分が見える。汚れた川に油を注いだときみたいに、きらきらとな、踏みしめるべき道が光って見える。なんとか馬車も通れる。  それで、……そう、お察しの通り、一つ頼みがあるんだ。  旅人さん、正直村へ行ったら――」  Illustration by yamy
三日月の監視塔

総文字数/31,886

ヒューマンドラマ34ページ

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「人は何事にも飽きるものだなんていうけれど、  月は、どれだけ見ていたって飽きないのよね」  口元に笑みを浮かべ、オオシマイヨはそう言った。唇の両端が異様に吊り上がり、それは僕に否応なく、三日月が横たわる姿を連想させた。 「あなたが城に入ってきて、最初は本当に嬉しかった。  でも、私の部屋の夜空から、月が消えてしまったの」  Illustration by yamy
深夜零時のノアズアーク

総文字数/1,818

SF・冒険1ページ

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空の色が変わる都市

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