三日月の監視塔

作品番号 1653028
最終更新 2021/11/13

三日月の監視塔
ヒューマンドラマ

34ページ

総文字数/ 31,886

「人は何事にも飽きるものだなんていうけれど、
 月は、どれだけ見ていたって飽きないのよね」

 口元に笑みを浮かべ、オオシマイヨはそう言った。唇の両端が異様に吊り上がり、それは僕に否応なく、三日月が横たわる姿を連想させた。

「あなたが城に入ってきて、最初は本当に嬉しかった。
 でも、私の部屋の夜空から、月が消えてしまったの」

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